【黄龍吐翠】
  黄龍吐翠は新西湖十景の一つである。西湖の北山棲霞峰の北の麓に位置する。黄龍洞は元々「護国仁王院」、又の名を「無門洞」といった。南宋の淳祐年間、江西黄龍山の和尚が寺の建設をしてまわった際、地を揺るがせる音と共に黄龍が飛来し、山岩の一箇所が龍の嘴のように裂け、そこから清らかな泉が湧き出たという。また、黄龍洞は緑の竹が鬱蒼と茂っており、その品種は多く、力強い毛竹細く色濃いクロチク背が低く可愛らしい菲白竹など、稀に見る竹も数多い。そのため「黄龍吐翠」といわれている。苔むした常緑の壁には、一頭の黄龍が池に入る様子が彫られている。その傍らには「水は深きに在らずも、龍有らば則ち霊たり」と刻んであり、「鶴止」「香雪」等の亭が建築されており、その回廊飛閣には独特の風格がある。近年になり、アーチェリー場、灯篭観賞?舞台など娯楽の場所も造られ、とりわけ古園の中で、昔の装束をまとった楽隊が、長楽亭で古樂を演奏するのは非常に趣がある。清の時代、杭州は著名な道教寺院の一つとなった。清の張丹の「遊黄龍洞」の詩に、「密竹の青数うるなく、危松の翠幾層たり」「偶同二つながら妙賞、興発して自ら相い乗ず」という句を残している。
  新西湖十景
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